家庭用エアコンの電気代はコンプレッサ動力で決まる!すぐに実践できる対策を紹介!

スポンサーリンク
エアコン
スポンサーリンク
スポンサーリンク

エアコンの電気代を抑えたい

エアコンの電気代の大部分はコンプレッサが占める

猛暑が続いて夜も寝苦しい日が続いていますね・・・。

熱中症予防のためにはエアコンを適切に活用することは非常に重要です。しかし、エアコンを1日中付けっぱなしにしていると電気代が気になりますよね・・・?

特に、今はエネルギー価格の高騰で電力会社が電気代の値上げをしているため、家計に与えるインパクトは大きいです。

ところで、エアコンの電気代は何で決まると思いますか?それはエコアンの主要部品の1つであるコンプレッサの動力がその大部分を占めているんです。

そこで、今回はコンプレッサの動力をできるだけ減らして、少しでもエアコンの電気代を抑えるコツを伝授します!

この記事を読んで得られること

この記事を読むことによって、エアコンの電気代の節約方法が理解できるようになります。

皆さんも少し工夫するだけで、コンプレッサの動力を低減することができるので、是非実践していきましょう!

現役の自動車開発エンジニアがコツを教えます

私は現役の自動車開発エンジニアです。主に、電気自動車や水素自動車の開発の経験があります。

実は、電気自動車はエアコンの原理を利用してバッテリを冷却しています。そのようなことから、エアコンの原理にも精通しており、今回の記事を用意しました。

エアコンの原理は非常に複雑で理解するのは難しいですが、ここでは難しい数式は使わずに簡単にコンプレッサ動力を減らすコツを解説していきます。

スポンサーリンク

コンプレッサ動力低減でエアコンの電気代節約のコツ3選

エアコンの設定温度を高めにしてコンプレッサ回転数を下げる

コンプレッサ回転数と動力は比例する

1つ目のコツは、エアコンの設定温度を高めに設定することです。

エアコンの設定温度はコンプレッサの回転数を決定します。設定温度を下げれば下げるほど、コンプレッサの回転数は上がっていきます。

コンプレッサ回転数とコンプレッサ動力は比例するので、エアコンの設定温度を下げればコンプレッサ動力は増加し、電気代が上がってしまいます

対策:カーテンなどで窓ガラスからの入熱を減らす

設定温度を高めにしても部屋の温度を下げるコツは、外から部屋に入ってくる熱を減らすことです。部屋への入熱の大部分は窓ガラスから入ってくる日光です。

そこで、カーテンなどで窓ガラスを覆うことにより断熱性が向上し、外からの入熱量の低減効果があります。入熱量が減れば設定温度を上げても部屋の温度を下げることができるので、電気代の節約に効果的です。

室外機に日陰を作って空気の温度を下げる

コンプレッサ動力は室外機の状態にも影響される

2つ目は、室外機(コンデンサ)の周囲に日陰を作って、空気の温度を下げることです。

エアコンは、コンプレッサ、室外機(コンデンサ)、膨張弁(エキスパンションバルブ)、室内機(エバポレータ)という4つの部品で構成されています。

図1:エアコンサイクル

コンプレッサの動力はコンプレッサ自身の回転数だけで決まるものではなく、室外機や室内機の状態によっても大きく変化します。

したがって、室外機に対策をすることは電気代を下げる上で有効なのです。

室外機周辺の空気の温度を下げるとコンプレッサ動力が下がる

室外機の機能は、冷媒の熱を空気中に放出して、冷媒を気体から液体に状態変化させることです。室外機で、冷媒の熱をたくさん放出すればするほどコンプレッサの動力は下がります

では、室外機からの放熱量はどのように決まるのでしょうか?それは、冷媒の温度と空気の温度の温度差で決まります。この温度差が大きいほど、室外機はたくさんの熱を放出することができ、それはコンプレッサ動力の低減につながります

対策:すだれなどを活用して室外機に日陰を作る

そこで、対策としてすだれなどを活用して、室外機に日陰を作ってください。室外機が日陰になれば空気の温度が下がります。空気の温度が下がれば、冷媒温度との温度差が大きくなり、室外機はよりスムーズに冷媒の熱を外に捨てることができるようになるからです。

なお、室外機の前に障害物を置いているのは最悪のケースです。これでは放熱が上手くできず、コンプレッサ動力はさらに増加します。

したがって、室外機の前のスペースには障害物を置いたり、雑草を生えっぱなしにしたりしないように注意してください

エアコンフィルターを定期的に掃除して熱交換をスムーズにする

エアコンフィルターが汚れていると上手く冷媒と熱交換できない

3つ目は、室内機(エバポレータ)に入っているエアコンフィルターを定期的に掃除することです。

エアコンフィルターに汚れが溜まっていると、せっかく冷えた冷媒が室内機に入ってきても上手く空気と熱交換ができません。熱交換の効率が下がることで、部屋が温度が下がるまでに時間が掛かってしまいます

冷えるまでに時間が掛かるということは、言い換えればコンプレッサ回転数が高い状態が長い時間続くということを意味しています。

上記で、コンプレッサ動力はコンプレッサ回転数に比例すると説明しましたが、回転数の高い時間が多いとそれだけ電気代が上がってしまうということです。

対策:エアコンフィルターを定期的に掃除する

対策としては、定期的にエアコンフィルターを掃除してホコリを除去してください。エアコンフィルターがきれいになれば、冷媒と空気の熱交換がスムーズになり、より短時間で部屋が冷房できるようになります。

そうなれば、コンプレッサ回転数も早期に下げることができるので、電気代の節約につながっていきます。

スポンサーリンク

まとめ

今回は、エアコンの電気代の大部分を占めているコンプレッサ動力を減らして、電気代を節約するコツについて解説をしてきました。

  • エアコンの設定温度を高めにしてコンプレッサ回転数を下げる
  • 室外機に日陰を作って空気の温度を下げる
  • エアコンフィルターを定期的に掃除して熱交換をスムーズにする

これら3つの工夫をするだけで、コンプレッサに優しい運転となり、それは結果として電気代の節約になります。簡単な工夫をするだけで節約できるので、実践していきましょう!

エアコン
スポンサーリンク
スポンサーリンク
モデリーマンをフォローする
スポンサーリンク
現役自動車開発エンジニアの自動車工学ブログ

コメント

error:Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました